友達を通して見る香港

私はもう香港に足を踏み入れることはできない気がしている。香港にいるたくさんの良き友人たちを思うと、いつも不安で仕方がない。香港人の家族愛は強い。私の友達は皆、本物の香港人。中国人ではない。でもやっぱり中国なしでは成り立たない部分もあるのだろう。友達の結婚式に出席するために行った香港、出張の帰りに寄った香港、香港に行くと、いつも心のどこかが自由になった。それは豊な心を持って、富を持つ優雅さや、寛容さ。私の顔を見るだけでタクシーを手配してくれたり、マッサージ屋さんで食べるヌードル。丘の上からの景色。簡単に寄ることのできた香港は、今はとても遠い。第3国でしか会えなくなってしまった友達。香港で子供をうんでも、中国の実家に今は帰れない友達。一部の仮面を被った香港人ではなく、本物の善良な香港人。私たちは彼らのために何ができるのか。まずは知る事だな、と展示を見に行って思いました。

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